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専門看護師は、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識及び技術を深め、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかる。専門看護師の認定は1994年に始まり、2009年4月現在、がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、母性看護、小児看護、慢性疾患看護、急性期重症看護、感染症看護、家族看護の10分野からなる。 専門看護師は、 セルフコントロールが悪く不安定な病状にある慢性疾患患者に対する療養指導や初診時の問診等による医学的診断の必要性についての判断など、 高度な看護を実践し更に、 共に働く看護師や関係職種の資質向上や業務の効率化にも影響を及ぼしながら、 所属している医療機関やその周りの地域医療がよりよく機能するよう、 組織の変化を見据えた関わりをしていくことが特徴である。専門看護師により構成され、専門看護師自らの高度実践の質保証や活動の場の拡大に取り組み、看護の質の向上を図ること、国民の健康の維持・増進のための政策提言を行い、その実現に向けて活動することを目的としている組織として日本専門看護師協議会がある。