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 1930年代以降、アメリカ合衆国で提唱されたカリキュラムの形態。教科の生活化・統合を意図したものであって、一般に、子供の生活上の問題を解決するための単元学習からなる「中心課程(コア)」と、それを支えるものとしての専門分化した体系的な知識、芸術、技術の習得を目的とする「周辺課程」とから構成されている。代表的なものにバージニア・プラン、カリフォルニア・プランがある。日本でも第二次世界大戦後、アメリカの影響のもとで、コア・カリキュラム連盟を中心に研究と試行が活発に行われたが、1950年代、経験主義教育論の勢いが衰えるにつれ、科学主義・系統主義の教科カリキュラムに押されて後退していった。しかし1990年ごろから学習や生活の断片化・抽象化、人格発達上の問題が指摘されるようになり、子供の生活課題にこたえる総合的な学習を教育課程の中軸に組織する意義が説かれ、ふたたび注目を集めるようになった。
 医療者教育においては、2001年の医学教育モデル・コア・カリキュラムや歯学教育モデル・コア・カリキュラム、2002年の薬学教育モデル・コアカリキュラム(医学・歯学と異なり、「コア」と「カリキュラム」の間に「・」(中黒)が入らないことに注意)が知られている。