卒後研修専門制度

卒後研修専門制度不可関係を有するので、卒後研修規則を知れば、病院診療における医療実際理解することができる。

ドイツの専門制度1924年に発足したが、その経緯現在日本にとって大変教訓的であるので、M415是非読んでいただきたいファイルである。

卒後研修規則1960年頃までは変化が緩やかであったが、その後は目まぐるしく改訂が加えられ、2001年頃規則D124D125に示すように複雑難解なものになってしまった。しかし、2003年の規則の大改訂によって、D136D137D138D139に示すように、専門分類現実に即した理解しやすいものにした。

D136は卒後研修規則総論部分(どの専門科にも共通する規則)の翻訳であるが、その本質改訂前後一貫していて、研修理念実際、とくに専門認定試験までの必須条件が示されている。その記述米国の卒後研修Directory(いわゆるグリーンブック)より親しみやすいかと思われる。

D137では、規則の中から、それぞれのコースの研修期間抜粋してみた。

D138では、専門認定試験にいたるまでの心得手続具体に示されているので、研修医の実感を味わうことができるかもしれない。

D139では、膨大な数の専門科とその必須研修内容規定した卒後研修規則の中から、いくつかの科を選んで紹介した。注目していただきたいのは、カリキュラム充実だけでなく、指導医の責任義務明確に示されていることである。

規則ではなく、筆者がまとめたM418M414T604T611では、関連事項を少し紹介している。

また、EU欧州連合理事指令命令)の卒後研修基準を示した指針D120は、EU拡大した現在効力を有する。訳文が読み難いかもしれないが、このような拘束のある指針ヨーロッパ存在することは知っておく必要がある。また、家庭業務に関する同様指針1986年)もあり、1995以後家庭業務を始める医師は、最低2年間家庭業務関連した卒後研修を受けることが加盟国に義務づけらた。この指針翻訳したいと思いながら果たしていない。

なお、D108D114にはスイスの卒後研修規則を示したが、現在どのようになっているについては調べていない。

 

タイトル

字数

掲載

D139

 

卒後研修規則研修内容に関する指針研修指導要領特色一部の科について例示内科外科産婦人科など

1MB

28000

06/09/24

D138

 

ドイツ:専門認定必要手続

11600

06/06/08

D137

 

ドイツ:卒後研修規則 卒後研修期間

15000

06/05/02

D136

 

ドイツ:卒後研修規則2003年版(専門規則)(条文部分のみ)

15000

06/01/10

D125

 

ドイツ:卒後研修規則(2001)一般医学専門家庭)の研修規則

一般医学付随する検査検査D125a臨床老人医学D125b規則も含む

3

files

02/11/05

D124

 

ドイツ:卒後研修規則総論部分(2001)

22500

02/10/15

D120

PDF

EU(欧州連合理事指令(75/363/EEC)
卒後研修基準を示した指針

7100

01/02/15

D114

PDF

スイス:卒後研修規則1998年)

23000

99/07/31

D108

PDF

スイス:卒後研修規則1992年)

19000

98/03/25

M418

PDF

ドイツの医学教育にみられる最近の動き

5000

03/02/05

M415

PDF

ドイツの専門制度家庭 興味深い発足歴史から現在まで

6300

02/12/05

M414

PDF

ドイツの医師国家試験制度(下)初期臨床研修学位制度はどうなっているか

5600

02/10/03

T611

 

美容外科弊害規制に取り組むドイツの現状 

5500

06/05/05

T604

 

ドイツの専門試験

1500

02/10/08